こんにちは!
チェンマイでは、とてーも楽しみにしていた、カレン族の布のワークショップに行ってきました。
カレン族の村で続く伝統的な布の腰織と染めの体験です。
今回訪れたのは、カレン族のチャンさん一家のお家。
到着すると温かく迎えてくださり、なぜか私もいつも以上にのんびり、のびのびと過ごさせてもらいました。
田舎のおばあちゃんの家に来た感覚です。
この日は、近所の方がもうすぐ結婚するということで、始めにお祝いのために前日作ったお酒を少し頂きました。
大きなカメにお米をこす布を置き、チューブを出した上から蓋をし、お酒を抽出する。
私の説明だと分かりにくいですが、これお酒を蒸留するやつです!笑
アナログですが、それは確かに蒸留する瓶で、味も手作り感のあるお酒そのもの。
できたての温かいお酒は初めてでしたが、しょうがの風味と酸味が効いて美味しかったです〜。
村では誰かの結婚となると、こんな風にそれぞれ手作りものを贈って祝うのだそうです。
お金をかけずとも皆で持ち寄ってお祝いを楽しめるこういった風習っていいなぁ。
さて、話がそれましたがいよいよ布の腰織です。
カレン族の村では織る糸も天然のものを使用していましたが、
最近では市場で安く手に入る化学繊維で織る人が増え、天然のものを使う人はほとんどいなくなっているんだとか…
チャンさんのところでは天然の糸を使っていました。
用意されていた天然の糸はどれも自然に馴染むステキな色で、その中から生成りと淡い水色を選びました。
まずは腰織用の大きな板に糸を巻きつけるところからスタート。
巻きつけるのも、ただ交互に支柱の間をくぐらせるのではなく、途中でそれぞれの糸を反転させたりと複雑でした…
先生は近くに住む親戚の方です。
口数は少ないけど、丁寧に指導してくれた優しい先生でした。
先生もそうですが、カレン族の女性は皆おしゃれ…!
手作りの服やアクセサリーの色合いや、髪飾りまでとてもかわいかったです。
そしておばあちゃんになってもそのセンスやおしゃれの意識は変わらず、なところがステキだと感じました。
途中まで先生に織ってもらい、途中からいざ腰織に挑戦!
実際にやってみると、角度とか力の入れ具合などがけっこう難しく、続けていると腰にキマす。
織り機を壁につっぱらせた糸と体でやっているような感じなので、その分負担も腰にくるという印象でした。
(腰ヨワです。笑)
2つの糸を相互に織合わせていくのですが、幅が狭くなってしまったり間ができてしまったりと、
難しかったです… でもやっぱり楽しい。
そして先生のおかげで数時間の間に何とか1枚のストールが完成しました。
爽やかな夏色のストール。
肌触りが良く、これからの時期に使えそうです。
さて、染めについては次に続きますー!
Share your thoughts