果てしなく続く灼熱のミャンマーの大地。
その道中で見た、村人の姿やその生活は目に焼き付いて離れない。
気がつけばいくつもの村を通り過ぎていて、その度にガイドさんは村の人に挨拶していた。
もう何十年もガイドをしていると言ってたから、馴染みの顔なのかな。
そのおかげで、快くお家の縁側とかで休ませてもらえたり、生活の様子を見ることができた。
ガイドさんはきっと元々は私のように黒い瞳だったと思うけど、この強い日差しの中でトレッキングを続けてきたせいか、
ブラウン、というより色が抜けてしまったような瞳でそれが印象的だった。
そして競歩の末、この日泊まる村に着いた。
村の少年たち。
後ろ乗りとかしていて、とんでもなく牛を乗りこなしてる!
泊まらせてもらった家には大家族10人くらいが住んでいて、私たちはその2階の大部屋で寝泊まり。
トイレは木の板で囲ってあるのみ…!お風呂はなかったのでタオルで体を拭いた。
一応ここは◯◯のスペース、というのは何となくあるけど、しっかりとした仕切りはないので
ここは台所、ここは居間、ここは寝室!というのが無くて新鮮だった。
1階は大部屋のみだから、全てが一つ。
作るのも、食べるのも、寝るのも一つ。
翌朝、青空の下でお母さんが沸かしたお湯でお皿を洗っていると、ドイツの男の子が
「これがキッチンだなんて、想像もできないよね… 」と呟いていた。
私たちの常識って、実は身近な生活習慣から染み付いてしまっただけの
実はさほど重要ではないものなのかもなぁ、とこの時は本当に感じました。
この暮らしがここではフツウだし、これを不自由と感じている家族がいなそうだったから…。
翌朝、早くに出発。
近くのお寺に立ち寄りました。ここでは身寄りがなかったり家に事情がある子ども達が
お寺で修行僧として暮らしいているのだそう。
町の方で見た子どもの修行僧とは、なんとなく表情が違う気が。
私たちが去る時、2階の物干し場からずっと見送ってくれていました。
さて、引き続きインレー湖を目指して村から村へ。
こちらは休憩させてもらったお家。女の子が干したピーナツを分けていました。
一粒もらって食べたら、木の実みたいな素朴な味!
トレッキング中は、ガイドさんに教わりながらそこらになっている色んな実を食べた。
途中ですれ違った黒カレン族の女性たち。
そしてついにインレー湖手前の村に到着!
食堂でかわいい子が迎えてくれました。首飾り、指輪、頭のお花と
どれも自分で着飾ったものらしく、おしゃれに興味があるのかな?
皆この子にメロメロでした〜笑
ミャンマーの人は美しい、と心から思えるトレッキングの旅でした。
ローカルな生活を存分に味わい、そしていざインレー湖へ!と出かけようとしたものの
連日の競歩による全身の筋肉痛で、次の日ベットから起き上がれないというお土産が…。
カロに向かう時から始まった、長くワイルドなトレッキングの旅は
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