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フィレンツェの町中では、たくさんの職人たちの真剣な表情がみれました。

職人の手しごとが息づく町はやっぱりいい…!

 

しかし生半可に工房に入り、「ここは紙を作っているところですか?」と聞こうものなら、「うちは製本工房よ!」とピシャリと一蹴される。そんな職人ぽい一面も味わえました。

 

そんな中、革製品の工房に行く、というのがかねてからの夢で、ここで念願叶った!というお話です。

 

その昔、セミオーダーの靴屋でアルバイトをしていて、そこのオーナーがイタリアの靴学校を卒業したこともあり、お店にはイタリアから取り寄せた革の見本帳がずらっと並んでいました。

中には見たこともないような革の端切れのサンプルたち。

それを開くと、いつも知らない国の職人の世界をのぞいているようで、店番をしながら一人で脳内トリップしていました。

そんな憧れもあって、イタリアではぜひ革の工房を訪ねたかったんです。

 

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訪れたのはサンタクローチェ教会の裏手にあるScuola del Cuoioというところ。

学校も同じ建物の中にあって、1階では学生が実習中でした。

専門学校といったらそうなのですが、こうした趣ある建物の中で作る姿を見ていると、職人学校と呼びたくなる。実際に未来の職人が生まれるんですもんね。

何にしても、こんなところで学べるなんて、いいなぁ!というのに尽きます。

 

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中では実際に職人さんたちが鞄を作っています。

 

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使い古された道具と、革と少しオイルっぽい匂いがたまりません。

 

そして職人さんたちの中には、なんと日本人の女性もいました。

嬉しくなって、作っているのに色々と聞いてしまったので、次回にまとめたいと思います!