こんにちは。

ここ最近のカルガリーは、外が真っ白になるくらいの寒さも抜けて、暖かな陽気になってきました。

本当〜に寒い日が数日続いて、また暖かくなったりの繰り返しで、イメージしていたより寒くないかもしれません。今は日本の2月より薄着です!

 

さて、前回までに、アルパカの毛の掃除、工場見学、毛糸から毛織物を作る過程を見てきましたが、今回は最後の、マーケットで実際に販売した様子を紹介したいと思います。

 

ファームのあるロッキーという町はバンフ国立公園とレッドディアという町の真ん中にある小さなところで、この町の中でもクリスマスのマーケットがいくつも開かれました。

大量に買い込んだり、特別な買い物をするときは車で1時間かけて隣り町に行くというのもロッキーでは珍しくなく、こうした小さな町で開かれるマーケットには地元の人をはじめ、隣り町からもチラシを見てたくさんの人が集まってくるんだそうです。

今回はクリスマス前だったので、この時期はちょっぴり特別感がありました。

 

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マーケットの準備は、前日までに商品の在庫チェックやディスプレイの確認でバタバタ…

商品だけでなく、ハンガーやラック、照明、袋など色んなものを用意した上で、ディスプレイも手に取りやすいように、と当日も盛りだくさん!色々と勉強になりました。

 

買い物はカードがメインなので、小銭の準備はあまり必要ありませんでしたが、どこのお店もipadやiphoneに小さなカードを通す機械をつけて決済をしていたのにビックリ!

まだまだ現金支払いが身近な私にとっては少し不安にも感じますが、これとネット環境があればどこででも現金のやりとりなしで販売できるようです。とても便利な世の中になりましたよね〜

 

 

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作った人と、買いに来る人が直に顔を合わせて、商品について話しをしながら手渡すという、これも最後の手しごとかもなぁ、とファームのお父さんを見ていて感じました。

(写真右側。と、それを眺める私たち。)

 

アルパカ毛の確かな品質や、手間暇かけて作られた商品は、ぜひ地元以外の色んな人に見てもらいたいと思い、webサイトを作ったりもっと宣伝しないの?と聞いたこともあったのですが、

数を多く作れないということと、マーケットでの様子を見ていて、こうした人の手から手へ渡るやりとりを大切にしているんだなぁというのが伝わってきました。

 

そして、ロッキーのファームに暮らすアルパカ達の毛を、地元のミル工場で毛糸やフェルトにしてもらい、それで作った商品を地元に住む人たちに買ってもらう。

これも地産地消のひとつですよね!

 

気心知れている地元で作られたということと、作った人からお話付きで買える安心感。ローカルなマーケットを今一度、好きになりました。