San Pedro de Tidaa の村では、友達の他に、2人がNPOとして働いていました。

ここに携わるNPOでは、その他にも2人が働いていて、

数週間ごとにメキシコ国内の地域をローテーションで回っています。

国や公的な機関からの援助が少ないメキシコでは、

こうしたNPOの取り組みが多いのだそうです。

 

メンバーの中には、アメリカからやってきた女の子もいて、

2年前にサンフランシスコからメキシコ南部のこの村まで

なんと車で!越してきたのだそうです。

今は村はずれの大きな一軒家に一人で住みながら、ここで農業支援などをしています。

彼女は前にコロンビアで働いていたこともあって、スペイン語も達者。

来た当初は、この村の人たちの伝統的な価値観から、女の子が農作業をするなんて!

と少し敬遠されていたそうですが、今では道で顔を合わせると村の皆んなと

お話するくらい溶け込んでいるように見えました。

 

Tidaaで働くメンバーは皆んな勇敢でした。

NPOの仕事で暮らすのは簡単ではないそうですが、

農業の作業効果を考えたり、特産品をSNSなどでPRしたり、

家畜の健康管理をしたり、それぞれ自分にできることをして地域の人たちの

生活を支えて、背中を押してあげているようです。

 

メキシコ、特にTidaaの村にきてみると、大切なものが全く違うように感じます。

それがとても新鮮で嬉しかったり、新たな気づきをもらったことへの感謝だったり、

ショックも少なからず感じました。

ここで働く若者たちは、そういう色んな思いを持ったと思いますが、

共通して、Tidaaの人びとや暮らし、しごとがすごく尊くて素敵だと思うから

ここにいるんだろうなぁと心底感じました。