Nochixtlanのパレードを見てから、友人が働くSan pedro de Tidaaという村へきました。

友人はNPOとして、閉ざされた農村となってしまったTidaaの村で

畑仕事の手伝いや生活向上のためのアドバイスなど、色んなサポートをしているそうです。

彼らの取り組みはまた次回、書きたいと思います!

 

オアハカをはじめ、メキシコ南部には住民の多くがインディヘナ(原住民)という

地域が多いそうで、Tidaaもそのひとつ。

ミステコ族というインディヘナの人々が多く住んでいます。

ただ、ひと山越えるとまた違う民族の人たちが住んでいたり、

しかもそれぞれ違う言葉を話すというから面白い!

そんなTidaaで、友人を訪ねがてら、Tidaa体験をさせてもらいました。

 

ここでは村中みんな顔見知りで、会えばあいさつしたり、年齢を問わずお話をする。

そして私のような新参者は、数日の滞在でも村の長のところに

あいさつに行かないといけないそうです…!

NPOとして働く友人やそのメンバーはとても村の人たちの生活に馴染んでいて、

顔を会わせるたびにお話したり、ご飯をごちそうになったり、

とても密な関係を築いていました。

 

私が気になっていたのが、こうした村の人たちとのつながり作り。

NPOであるとはいえ、同じメキシコ人とはいえ、いわば都会からやってきた若者たちが

長年変わらずにやってきた暮らしの中に入っていくのはどうなんだろう?

と思っていました。

実際に私も、メキシコなどの作り手の村や工房を訪ねると、

旅行者である上にスペイン語もろくに話せなかったり、

所によっては閉鎖的な雰囲気だったりと、つながり作りに苦労しています。

 

彼らの場合、小さな頃から年齢を問わず、色んな人と物怖じせず会話をしてきている、

という背景がありつつ、長年NPOの先輩たちが育んできた村での関係性が

あるので、わりとすんなり入っていけるのだとか。いいなぁ!

それでも、変化に対してとてもゆっくりな構えのTidaaの人たち。

そんな彼らのペースを尊重しつつ、これまでの暮らしも尊重しつつ、

じっくり活動している印象を受けました。

 

Tidaaの暮らしは本当にシンプル。

次回はその暮らしについて書こうと思います!