スウェーデンに行ったのは、かれこれ一昨年の夏になります。

初めての北欧で、その憧れだけで気持ちがとても高ぶっていたのですが、

日本に帰国してから、旅行中の荷物を整理していて、その時のうれしはずかしい日記が出てきました。

ある日に綴られていたのは、ストックホルム郊外にある世界遺産スコーグスシュルコゴーデンにいった時のこと。

観光地としても有名で、森の墓地とも呼ばれています。

墓地だけどとても気持ちのいいところだった、というのは今でも覚えていますが、

日記を読んでさらにあの時のことが、スーっと蘇ってきました。

ということで、その日の日記をほぼそのまま写してみます。

 

 

2014年7月20日

駅に着いて、森の墓地への行き方を聞いた。

おじいちゃん駅員さんは何度言っても分からないようだったけど、それでも何度も

「もう一度言ってごらん?誤解してるかもしれないから、ほら、ここに書いてごらん?」

と、すごい優しかった。

 

着いて、中へ入っていくと、その気持ちよさにうわーっ!

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森林。その中に大きなクロスが立っている。

メディテーション用の丘。

風が通りぬけて、自然の音しか聞こえない。メディテーションにはすごくいい場所だ。

 

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お墓エリアに行くまでは、北海道のモエレ沼公園が思い浮かんだ。

 

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お墓にきているのに、こんなに気持ちがいいもんだなんて。

頭が空っぽになって、心がリフレッシュできた。

広い森林の中で眠る人たち。私もこんなところで眠りにつきたい、日本にはあるのかな。

 

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背の高い木の下には芝生があって、そこにあるお墓にはしきりがない。

シロツメグサや小さい花が辺り一面に生えている。

家族がお墓のまわりに植える色んな花々が、まるでガーデニングみたいで、一つの庭みたいにも見える。

なんかいいな、こういうの。

お盆だから、お彼岸だから、お供えの花を取り替えにいく、のでなく

庭の花の世話をしにいくような感じ。

その人が好きだった花なのか、何か思い出の花なのかな。どれも生き生きしていたのが印象的だった。

 

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おわり