前回から、チェンマイのワークショップについての続きです。
腰織と並行して、藍染めも体験しました。
お昼の休憩を挟んだのですが、ランチでいただいた家庭料理がものすごーく!
美味しくて、もりもり食べてしまいました。
もち米のようなモチモチしたお米と、炒め物の家庭料理…思い出しただけでもお腹が空いてきます。
そしておやつに、着いた時に飲んだお酒と果物のコンポート?みたいなのを頂きました。
これがまた!
お酒の辛味と酸味と果物の甘みが合わさって、とにかくイリュージョンでした。笑
そうそう、染めの話です。
チャンさんの家には藍が植わっていて、草の段階で藍というのか分かりませんが
緑の藍を見たのは初めてでした。
この藍を使って、布を染めます。
元々は緑ですが、いくつかの行程で空気に触れるとあの藍色になるのだそうです。
まず、藍の葉っぱを3、4日置いておき腐らせます。
そこに石灰を入れて泡立てて一晩おくとどろどろした泥藍ができるとのこと。
溜まった下の方を取って泥藍とバナナの木の灰汁を混ぜ、かくはんさせて7日間置くと染める元になる藍の出来あがり。
泥藍が入った瓶の中を見てみると、上の方は泡のようで中のサラサラな液体は緑色でした。
この瓶に布を入れて染めてみると…
奥の方で布を揉み込み、瓶から出すと、その瞬間から色が変わりだし、
さらに干して数時間経つとキレイな藍色になりました。
この染める・干すというのを何回も繰り返すとおなじみの濃い藍色に。
私は一回染めの色が気に入ったのでこのまま。
カンボジアの絹糸もそうでしたが、植物の緑からこんな思ってもみないキレイな色が出るなんて…
自然の力には魅了されてばかりです。
今回ワークショップをコーディネイトしていただいた夕子さんは、タイ語が堪能で、
チャンさん一家との親密なやりとりは親戚に久しぶりに会ったときのようでした。
その雰囲気がまた心地よく、それで私ものびのび過ごせたんだと思います。
またチェンマイに行った時は、チャンさん家族や夕子さんに会いにワークショップへもう一度行きたいなぁ。
と感じながら村を後にしました。
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