こんにちは。

真冬になってきましたね…

外の寒さの反動でか、家の中に温もりを感じたり、冬特有の澄んだ青空をながめたり、ホットチョコレートを作ってみたり、

最近は日本にいた時とわりと変わらない冬の過ごし方をしています。

そして、この季節になぜか毎年きまって見たくなる映画があるのですが、今年もつい先日、見たんです。

「恋愛寫眞」という映画で、かれこれ7年以上は見ています。

決まってこの季節に見るので、なんでだろう?と思っていましたが、ふと冬の光の具合かなぁという気がしました。冬に時々、全体に広く日差しが入って、視界が映画みたいにぼんやりして見える時ってありませんか?ぼんやりというか、まばゆいというか…

きっとその日差しを感じた時に、同じような冬の光がある映画がみたくなるのかもしれません…単にこの映画が好きというのもありますが…!

 

 

さてさて、

ミル工場でアルパカの繊維が毛糸になっていく様子をみてきた前回。

その毛糸から、温かいストールやミトンなどの商品を作るのですが、今回はその様子に少し触れてみたいと思います!

 

まず、毛糸からできる衣料品、雑貨というと、何があるでしょうか?

スタジオで作っていたのは、ニット帽やストール、靴下、ミトン、ポンチョ、ヘッドバンド、PCケース、ぬいぐるみなどなど…

意外にも毛糸からは、防寒のためのものに限らず、幅広く生活で使えるものができてしまうんだなと驚きました。

その中で、私はポンチョやストールを作っていたのですが、ポンチョは編み機で、ストールは織り機を使い、ニット帽は手編みといった具合。

 

初めは、まだ作り方もわからない時に、スタジオに展示されている商品を見ながら色やデザインを頭で思い浮かべる日々…

 

これまで体験くらいでしかやったことがないのに、作り方を習得しながら売るためのものを作るということで、とてもアドレナリンの出るスタートでした。

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毛織のストールは、アルパカの毛糸以外にもウールやモヘア、バンブーなどの毛糸を組み合わせるので、仕上がった時の素材感や色の組み合わせ、またそれを柄のパターンでどう活かせるのかが、初心者の私にはわからない…!

頭に浮かんでいても、織ったり編まれた時におこる化学反応と言ったら!

とかなり四苦八苦していました。

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こちらはストールを織っているところ。一緒に滞在していたリラの作品です。

織り始めると夢中になるのであっという間でしたが、ベースになる縦糸を用意するまでの方が手間がかかり、長く感じました。

織り終わると、端はねじってフリンジ風に。

 

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出来上がったストール。処女作です…!

毛糸はバンブーとアルパカを使っていて、とても軽くて暖かいんです。まさに今の時期に、重宝しています。

 

続いてこちらはポンチョを編んでいるところ。日本製の機械が使われていました。

ポンチョも100%アルパカのものや、モヘアなどと一緒に編んだりしますが、モヘアを使うとちょっといいモノ感がでました。

ですが、希少性や保温効果があるからか、アルパカの毛糸を多く使っている方がお高かったです。

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3色とも染色していない、アルパカ本来の毛の色。

普段使いとして取り入れやすそうで、とても自然な感じです。

それぞれ、違う3匹から採れた色なのですが、こうした微妙な色合いが出せるのも、人の手が加わっていないからなんでしょうか。

 

と、簡単に毛糸から作ったモノを今回見てみましたが、次回はこれらを「売る編」です。