フランス マルセイユで過ごした5日間。
ここにきてボーダーシャツを着て歩くんだ!と妄想していましたが、本場のマリンルックを目の当たりにして、萎縮してしまったっけ…。
さて、今回はマルセイユのアパートでの一晩のお話です。
airbnbを利用して現地の人の家に泊まったので、部屋は生活感があるとは思ったものの、スパニッシュアパートメントという映画を彷彿とさせるようなとても騒がしい毎日となりました。できごとの一つ一つを吐きだしたいくらいなのですが、大小ありすぎたのでその中の一つを聞いてください。笑
家主は中米カリブ海に浮かぶ島、フランス領のセント・マーチン島出身の男性。
今いるカナダにも主にフランス語を話す地域があるし、ベトナムでもフランス語が第一言語という
ニューカレドニア出身の女の子に出会った。地球の裏側に自分と同じ言葉を話す人たちがいると思うと、ワクワクする!
ブラジルに行った時に、現地の日系人の人と日本語で話せた時は、単純だけど「おーブラザー!」という具合に感激しましたよ。
と、いうような話で盛り上がりながら家主に案内されたのが、6畳の広さに2段ベットが3つ置かれた部屋でした…
この部屋に泊まっていたのは全部で8人。
幸運なことに皆とっても心が広くて素晴らしい人たちでした。
でも、2段ベットが3つということは、あと2人はどこで寝るんだろう?と思い聞いてみると、ニヤリとしながら座っているソファを指差す家主さん…
どう見ても、ソファベットでもなく、リビングルームで皆が使う普通のソファだったのでした。
その夜、リビングで団欒していると、スペイン人のカップルが酔って帰ってきました。なかなかの険悪な雰囲気で部屋へ入っていくと、中からは他の皆がぞろぞろ出てきました。6畳の部屋ではその雰囲気からはきっと逃れられないですよね…笑
痴話げんかだから2人にしてあげよう、という感じでまた団欒に戻ると、今度は言い争う声が聞こえてきました。
しかも何かが倒れたり、壁を蹴る音…それもどんどん近づいてくる!
これはまずい!
酔って何かのきっかけでキレた彼を彼女は止められなくなり、リビングにいた私たちに助けを求めにきたのでした。小さなアパートは一瞬にして凍りついてしまいました。
とにかく家主が仲裁に入り、彼「お前に関係ないだろ!」彼女「お願いだからもうやめて!」家主「近所の人に聞こえるから静かにして〜!」というドラマが繰り広げられること2時間。
静かになったなぁと思ってふと部屋に戻った彼をみると、彼はスヤスヤと眠っていたのでした。
こうして静かな夜が訪れ、こんな日もあるさっと微笑んで何事もなかったかのように皆ベットに戻っていきました。
偶然にも、スペインがらみで情熱的なドラマを体験したことがかさなって、とてもパッションなイメージを持つきっかけとなったのでした。
つづく、かもしれない…
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