こんにちはー!
先日、ローカル食堂で頼んだ牛串が明らかに牛ではなかった小夏です。食べたことのない部位だったんでしょうか

そんなこんなでカンボジアのご飯にも慣れてきたところで、シェムリアップへシルクを見に行ってきました〜

 

シルク製品が作られている村はシェムリアップからバイクで30分程のところにあります。
ちなみに舗装されてはいるもののまだ赤土が舞う道路をバイクで走り続けると…顔が凄まじいことになるので要注意です!

 

さて、こちらの作業場では蚕の養殖、繭玉から糸をとる作業、糸の染色、できた糸から商品を作るまでの全工程を一つ一つ職人さんたちが手作業でやっていました。

シルク100%の商品はカンボジアでも安くはなく、日本で買うとなるとそれこそ高いのですが、こうして手間暇かけて作られているところを見るとその値段にも頷けました。

 

image

 

image

 

 

蚕が生まれてから繭を作るまでのサイクルが47日と言われており、こうしてできた繭玉はほんのり黄金色でした。白色だけではないんですね…

ここから繭玉を煮立たせて柔らかくし、細ーい糸を紡いでいくのですが、暑い中で小さな繭玉をよじりながら微妙な力加減で糸を紡ぐ姿にはまさに”職人”を感じました。
ちなみに、こうした職人さんたちのことは英語でartisanと言うそう。

 

聞いたところ、ほんの2、3cmの繭玉から400m以上の糸がとれるというから驚きです。
どうでもいいですが、理科の授業で肺の中の小さいつぶつぶを広げるとテニスコート1面分にもなると知った時はかなり衝撃的でした。この要領でしょうか、繭玉も!

 

image

 

image

 

染色には自然の植物を使っており、その色は元の植物からは想像できないものもあります。

見た目は緑の植物なのに、乾燥させ煮立たせてから染めてみるとインディゴブルーやからし色になったりと不思議!そしてその色はやさしいけど力強い、自然の持つエネルギーを感じられます。

染め上げた糸は職人さんたちの手によって商品となり、簡単なもので2、3日、複雑なものになると完成までに1ヶ月程かかるそうです。

受注生産によって決められたデザインはあるようですが、何の下書きもなく、迷いもなく見事な柄を織っていく手はとても美しかったです!

 

こうして手作りされたカンボジアのシルクの袋がこちら。独特な色合いで透け感がステキです。

 

 

image

 

 

image

 

 

 

こちらも帰ってから日本でお披露目できたらと思っています!