こんにちは!
熱帯夜の中、日本の桜の写真に心和む今日この頃です。

さて、先日行ったカフェARTilleryで知ったカンボジアの伝統織物’’ikat’’について、聞いてください。笑

 

’’ikat’’はプノンペン郊外の村Takeoというところで続いている織り物の技法で、それをbasik855という会社が商品としてプロデュースしています。
ARTilleryの店内には、実際にTakeoにあるbasik855の工房を訪問した様子が展示されており、写真やデザイン画、染色された糸などでドワーッと”ikat”が伝わってきます。

 

 

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実際に私もTakeoへ訪問してきたかったのですが、残念ながら直接伺うことはできず…
知人だというARTilleryのオーナーに、訪問した時の様子を聞きいてきました。

basik855はアメリカのビジネスマンがカンボジアを訪れたことから始まり、ある家族との出会いから数年で現在のような形に発展しました。

そしてTakeoの伝統的な織りに西欧のデザインが加わり、本来の技術を生かしながらもより幅広い人が親しめる商品ラインになっているようです。

(しなやかだけどとてもしっかりした品質とデザインに惚れこみ、たくさん 買い込みました!)

 

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basik855がカンボジアで作り続けている理由の一つには、貧しい暮らしをする地域を援助するという考えではなく、ここでビジネスをすることで雇用を生み、それで彼らの生活を成り立たせるという理由があります。

”ikat”を教わる代わりに働く機会を生み出し、あくまでビジネスパートナーとして彼らと関わり向き合っていくという姿勢に、とても志の高さを感じました。

 

実は、伝統的な技法に海外のデザイナーが新たな風を吹き込み、商品に新たな一面を生み出している傾向をいくつか目にしてきました。

ずっと同じ場所で目にしていると、伝統や代々続くモノづくりは時々ただ古いもの、その土地を代表するアイテムとしてだけで扱われますが、’’外国人’’の目に映るそれはきっと新しく珍しい。!。
そして、もっとこうだったら…とかいう感覚がきて、そこに新たなデザインが加わることで古き良きを残しながら生まれ変わることができたり…

 

でも、これを実際に始めることは元より、継続することはとてもとても大変なことだと話を聞いて分かりました。
心の底からすごいことだと思うし、本当にお会いして話を聞いてみたかったんだけどな…

これから、手しごとを見ていく上でこのモデル?を注目していきます!そしてその時はぜひ直に話を聞いてみます!
何より、話を聞いていた間は胸がはち切れるくらいアドレナリンが出たひと時でした。

 

アイテムを作る、売る、の中にも雑貨に関わる仕事を創り出す存在に出会い、ますます雑貨の仕事に対して意欲が湧いた時間でした〜

 

basik855

http://www.basik855.com